債務整理相談でよくある悩みを解決

1994年は93年に比べ明らかに豊作になりそうでした。 したがって、94年の8月末に9月決済の先物を売って9月末のコメの値段の値下がりをヘッジしたわけです。

ではオプションを使った場合はどうなるのでしょうか。 もし、仮にここで、9月にコメを10キロ、2000円で売れるフットオプションを100円で買っていたとしますと、9月末になって予測通りコメの値段が1、200円に下落しても、オプションを行使して10キロ、2000円で、売ればよいわけです。
1、200円でコメを売るよりは、オプションのコストを差し引いてもまだ700円の得になります。 さあ、では、逆にコメの値段が上昇した場合はどうでしょう。
これこそ、オプションを使う意味があるわけですが、仮に9月末に値段が10キロ、2、300円に上昇したとします。 先物を売ってヘッジしていた場合8月に売ってあった9月決済のコメ10キロの先物を.9月に10キロ、2、300円で買い戻すか、9月末の現物市場で2、300円で売れるコメを、先物契約に基づいて2000円で売らなければならないわけです。
したがって、いずれの場合にも10キロにつき、300円の損が確定します。 一方、オプションを使ってヘッジした場合は、オプションをあきらめさえすれば良く、その時のコストは、オプションのコストである100円です。
さあ、今度はファンドマネージャーです。 先程の例では、500億円の運用資産のヘッジを先物で行いました。
予測が、逆へいくことを恐れて、資産の半分の額しか売り建てていません。 ここで、日経平均株価指数を2万円で売れるフットオプションがあったとします。
さらに、あなたの運用担当額の500億円をすべてヘッジできるフットオプションが25億円で買えるとします。 オプションを使ったヘッジを加えたものが、この例からも明らかなように、オプションを使ったヘッジは、いくつかの点で、先物を使ったヘッジに比ベメリットがあります。
まず、ここで見ていただきたいのは、先程の例では、先物を使うとヘッジをしただけ相場が逆に動けば、ヘッジによる損が増加し、ヘッジコストが増大するため、500億円の半分しかヘッジができませんでした。 一方で、オプションの時は、500億円分すべてのヘッジが可能になったうえに、オプション購入のコストを最大に、それ以上ヘッジコストは増加しません。


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